M工務店は、下地まではプロに頼んだ方がいいという。下地には手間がかかるし、きちんと下地ができていない壁は、何を塗ってもどう塗ってもきれいに仕上がらないという。でも出てきた見積もりは「下地だけ」でも結構なお値段だ。なので私は、下地も自分でやってみたいと言ってしまった。友達のRちゃんがコテづかいが得意なので、一緒にやってくれると言うし。(マスキングや下地処理はやっておいてねという条件付きだけど)。何とかなるんじゃないの~?
というわけで、昨日今日は現場監督が付きっきりで壁塗りを指導してくれた。壁塗りは以下の4つの工程となる。
1、周囲のマスキング
塗料塗りと違って、マスキングテープを2mm浮かせて貼る。下地を塗ったら一度はがして、さらに2mm浮かせて上塗り用のマスキングテープを貼る、などけっこう手順が複雑だ。
2、石膏ボードのつなぎ目をふさぐ
メッシュのテープをスプレーのりではりつけるだけなので、これはけっこう簡単。作業量は多いけどね。
3、下地を塗る
せっこうプラスター1に対し、水を5の割合でミキサーで混ぜるくらいが、柔らかくてちょうどよい感じ。(混ぜる時は水が先です。念のため)。
4、珪藻土を塗る
説明書きの通りに水とボンドとカラー材をミキサーで混ぜて、10分ほど寝かせてから塗る。
初めて使うコテは、ちっとも思う通りに動いてくれなくって、ぜんぜんうまく行かなかった! とくに石膏プラスターは伸びなくて、もたもたしているうちにどんどん固まってくるし、もう泣きたくなるくらい。なのに、私がコテでなすりつけたデコボコの上を、現場監督がすーとなでると、魔法のように隅までぴったりとなるんだよね…なんで…??
現場監督はモルタルは時々塗るけど、壁塗りは初めてだと言う。普段は左官さんの仕事を見ているだけだって、そりゃそうだ。それなのに、なんでこんなに上手にできるの!!? やっぱり…、持って生まれた才能の違いか…、こんなんで3Fの寝室はちゃんと使えるようになるのか…、その前に、この家にちゃんと住めるようになるのかしら…(塗らないと建築完了検査に通らない)。
左がG 真中がカントク 右が私が塗った壁 |
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