そのまま日本の狭小住宅に応用するのは難しいことも多いけど、視点が斬新でおもしろいので参考になる。
(記事はこちら on houzz.com)
- 家具を壁に付けない
- 安物のクッションを買わない
- 照明器具をケチらない
- 部屋ごとにインテリアを変えない
- ドレープを惜しまない
- デザインの細部にこだわることを忘れない
- 同じモチーフを重ねるように使う
家具は壁にぴったりつけた方が、部屋が広く使えるのでは?と思いますが、『壁から離した家具の周りには風や視線の通り道ができ、家族や来客との会話が弾む雰囲気が作れる』とのことです。
確かに椅子と椅子の距離が遠いと、あらたまった感じになリやすいですよね。
クッションは『大きめで、ふかふかで、形がキチンと決まるものを。柔らかくて、フラシ天素材(=ビロードやコールテン)の、ダウン入りがいい。ダウンの代わりに今は色々なプラスチック素材があるけれどもそれでもOK。そんなクッションに”カラテチョップ”を繰り出して、天面をへこませ、椅子に座らせます』とのこと。
『ぐたっとなってしまう古いクッションや切手みたいに小さなクッション、ソファにセットになっていた共柄のものは思い切って捨てるべき』と断言。しかも『1辺45㎝のクッションを40㎝のカバーに押し込んで、パンパンにするのがプロのやり方』だそうです。なるほどねえ。
『照明器具は、黒いドレスにつけるジュエリーのようなもの。小さいながら全体のスタイルを決める』とはいい例えだと思います。
とにかく『小さすぎれば部屋全体の印象を決めることができない』ものだし『これにこそ自分の趣味、好みを反映させるべき』とのことです。
『同じ模様やアクセントカラーをどの部屋にも使って、部屋と部屋につながりを持たせる』『部屋を分断しない』ことがおススメとのことです。写真の例では同じ壁紙を手前の部屋と奥の部屋に使い、さらに同じ床素材でつながりを持たせています。
手前の部屋でアクセントカラーのブルーを、チェストの上に置いた照明にもラグにも使っているのも部屋を分断しないためのコツです。よく見れば奥の部屋は椅子の背と壁の色が揃っていますね。
『ドレープはたっぷりすればするほどいい』とのこと。『プロのインテリアデザイナーは、カーテンの横幅は窓の幅の2.5倍から3倍取る』そうです。そこまでできなくても『せめて2倍は欲しい。ケチらないで』とのことです。
確かにドレープたっぷりのカーテンはきれいですが、狭小住宅だと圧迫感もすごそうですね。我が家はジャストサイズでいい障子で決まりです!
『家具やファブリックの細かい所こそが、デザインを決める』とのこと。『オリジナルのクッション、手をかけた窓枠やドア枠、釘やフックのひとつひとつまで、こだわるからこそオリジナリティーが出せる』とはまさにその通りですが。
『そうやって自分のセンスを養っていきましょう。そうすれば、写真の椅子の脚が職人の手作りで、大量生産された規格品とは違うことが分かるはず』とは…。私は言われるまで気づきませんでした!
『デザイナーは、同じモチーフを上手に重ねたり繰り返したりして、プロフェッショナルらしいインテリアを作っていく』とのこと。ただし『やり過ぎはいけません』とは頭ではわかるのですが。
写真の例ではベッドカバー、ベッドヘッド、枕に同じデザインを重ねて使っていますが、このように『やりすぎる直前に止めることで芸術性が高まる』『微妙な感じに仕上げるのがカギ』とのことです。
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