2022-02-28

2022年2月 オーケストラで思い出した
私の10代と40代

ご招待でオーケストラのコンサートに行ってきた。
ご招待でない限り行かないジャンルの音楽だ。つまりクラシック。

私は小学校高学年の時に NHKの児童少年合唱団にいたことがあって
今思えばその時、かなり高度な音楽に接したんだなあと思う。
2回か3回試験を受けて、半年の養成期間を経て
正団員になったと記憶している。

声変わりするまでは(女の子にだって声変わりはある)、
私は無限の高音が出せた 。自分でもいい声音だと思っていた。
正団員になった頃に声変わりしちゃったので、
児童合唱団でのパートはメゾアルトだったんだけど。

ソプラノでメロディを歌ったりソロを取ったりはできなかったけれど、
ハーモニーで旋律を支えるのは大好きだった。

なにせ放送局の児童合唱団だ。
テレビやラジオの番組のため、オーケストラに合わせて歌うのはもちろん、
グレゴリオ聖歌みたいな中世の音楽から「おでこのこいつ」や「マンモスの墓」といった現代音楽も歌った。

バックコーラスをしていた「歌はともだち」という、
週末の夜6時くらいからの番組にゲストで出てきた「チューリップ」のことは
その後を見る度に思い出す。

「歌はともだち」では、 自分たちの持ち歌を演奏し、
何か番組のテーマに合わせた歌をバンドの全員で歌った。

バンドという演奏形式も初めて見てそのうるさいのに驚いたし、
男の人が4人も5人も並んでマイクを持って、
「赤とんぼ」をユニゾンでしか歌えない。
それも下手くそなのですごくびっくりした。

その頃の私は譜面(楽譜)は渡されたら初見で歌えたし、
ハーモニーを作るのはもちろんコードも覚えた。
教えてもらったというよりは自然に身につけたんだと思う。
10代前半の経験だ。 クイズを解くように譜面を読み、
ハーモニーを作っていくことに素直に感動し、
どんなものでもぐんぐん吸収できた。

音感は生まれつきかなり良かったと思う。
アカペラで歌う時にA音を出すのはもっと上級生だったけど、
それの2度下をすぐ出せた。
オーケストラのコンサートで最初に音合わせをする時のあれです。

先日のコンサートで久しぶりにその音合わせを聞いたんだけど、
私にはC(ツェー)音(=ド)に聞こえるのだ。A(アー)音(=ラ)のはずなのに。
自分の感覚より2度高い。

つまり私の音域が下がったってことなんだな。


今、自分でC音を出しているつもりで YouTube でオーケストラのチューニングを出してみたら、 ピッタリ音があった! 
つまり私の音感は、世間より2度ずれてる「相対音感」になってしまったんだなあ。 (でもジャズやブルースを歌えるほどの渋い低音ではないんだよなぁ。)

児童合唱団は中1の夏に親の転勤・引っ越しで終わり、
ピアノは中3まで続けたけれど、特に才能もなく。
今やこの時の私の音楽経験は、時々思い出すくらいになってしまった。

そして20年以上が経ち、40歳を過ぎて着物が着られるようになった。
せっかくだから着物でできるお稽古しようと、
カルチャーセンターの長唄三味線教室に通いだした。

三味線はギターと違ってフレットがないので、
確実に勘所を押さえないと 正しいピッチの音が出ない。

絶対音感が相対音感に変わっても、私の耳はまだ
ピッチが狂った音には敏感だ。そしてとても気分が悪くなる。

でも私の40代の指には勘所をきちっと押さえる器用さがもうない。
どうしても 早弾きのところでピッチが狂ってしまう…。
そして弾いてて気分が悪い…。

このジレンマにかなり苦しんだあげく、
発表会のたびに出演料がどんどん上がるので
(貰うほうじゃなくて、発表会の舞台で弾くために払うお金です。家元制度あるある)
三味線を人に貸してやめてしまった。
多分貸している間に皮が破けるので、その人は返すに返せなくなるだろうと
目論んだのだ。( そしてたぶん目論見の通りになった。)

そして今は夫Gがジャカジャカ音楽を鳴らすのをうるさく思い、
時々かかるクラシックの曲名を言い当てて自分の10代前半を思い出す…。
それだけだ。

2022-02-02

2022年1月 旅行に行きたいよう

旅行に行きたくてたまらない。
へとへとサラリーマンの夫をお供にして
三密が守れるホテルや旅館に次々に予約を入れている。

2月の連休は箱根の温泉
ゴールデンウィークは沖縄
7月上旬に釧路から阿寒湖へ
8月は10日ほど函館へ
10月の連休は鹿児島
11月の連休は沖縄

ぜんぶ連休の週末なので宿泊代が高い高い。
あと1・2年で夫も平日に旅行できるようになるはずなんだけど
それまで待てない。

平日と週末とで3倍も値段が違うホテルに
ため息をつきながら予約を入れている。

そしてなんでこんなに旅行に行きたいのかなと考えてみる。
旅行に行くと言っても選ぶのは、
部屋に露天風呂が付いているようなおこもり用の宿ばかり。
宿と宿の間に美術館に行く程度で、観光名所を巡ったりするわけでもない。

でもね、部屋に着くなり服を脱ぎ捨てて露天風呂にどぼん。
景色を眺めながら体をほぐして、 グダグダになったところで
美味しいディナーをいただく。

良い加減に酔っ払って苦しいお腹をさすりながら
ふかふかのベッドで寝て、朝は目覚めるなりまたお風呂。
朝ごはんをガツガツ食べれば 満腹満足。

そんな夢のようなひとときって、なんて心地いいのだろう。
現実の生活が辛すぎて逃避のためというのなら自分でも言い訳できるんだけど…。
日常生活でも仕事もなくぼんやりしているだけで、そんなに辛いわけではない。

まあ谷底の家に住んでるので、景色が悪くて閉じ込められているような気分にはなるんだけどね。

今まで行ってよかったホテル

No1 ふたりこもれび
No2 ひらまつ宜野座
No3 洛邑