2022-05-31

2022年5月 夫の新しい人生で私が死にそうな気分になる件

夫は新卒以来ずっと一つの会社に勤めて、 35年以上。
それなりに頑張っていたと思う。

それがあと2年かけてこの仕事を完成させれば 引退というところで
政変が起こって、すっぱりと会社をクビになってしまった。
本人にとっても周りの人達にとっても(私にとっても)
びっくり仰天の出来事だった。

この会社を去ってくれと言われてから公表までの 1日半
何も知らない部下たちとの会議に出席してどんなに辛かったか。

それが一週間もしないうちに新しい会社の話しが来て
それを報告してきた電話の声は、安堵と嬉しさに満ちていて
私もしみじみ よかったなあ。と思った。

日が経って落ち着いて考えれば、
もう引退して遊んで暮らしてもいいんだし
会社に行かないお小遣い稼ぎの方法を考えてもいいんだし
選択肢も色々あったはずだけど。

数年かけて引退を準備していたならともかく、
あまりに急にクビになったので、
突き落とされて落下しているようだった夫を
キャッチしてくれたところがあったのは良かったと思う。

そして4月から夫の新しい会社での生活が始まった。
同時に、私の別の心配が始まった。
前の会社の人達との飲みに行っては、しごく酔っ払って帰ってくるのだ。

夫の酔っ払いは、腰砕けタイプ。
本人は何も覚えてないけれど、転んでメガネを割ったり失禁したり。
いつ線路に落ちるか、財布をすられるか、服や家を汚されるか
私はもう気が気でない。

前の会社の末期に、仕事に追われてへとへとになっていた様子を
見ていた時より、よっぽど私にはつらい。

翌朝あーだったこーだったと言い聞かせるんだけど
飲む量を減らしてもうしないからと本人は楽観的だ。
呑んだら意識が飛ぶんだから、量を減らすなんて無理でしょ。

心配のあまり私が死ぬのと、電車に跳ねられて夫が死ぬのと
どっちが先だろうか。

もう夫のことでびっくりするのは嫌だなあ。