プロフェッショナルに頼まず自分でやるのがコストダウンの早道だ。今回私(たち)が塗り作業に加えてDIYするのは、補助金申請(
緑化助成金申請やエコポイント申請)と、家の登記だ。
うちの場合は建て替えなので、前の家の滅失登記と新築した表題登記、所有権の保存登記の3つをしなくてはならない。最初は何それって感じだったんだけど、
他の諸先輩方のブログをいろいろ読んでいると、けっこう皆さん自分でしているではないの。同じ人間ならば、私にもできるはず。と持ち前のあっけらかん主義でぼちぼちスタディーを始めていまする。
今のところ一番役に立っているのは、登記を受け付けてくれる法務局のウェブと電話相談窓口だ。
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/fudousantouki.html
http://www.moj.go.jp/MINJI/MINJI79/minji79.html
この電話相談窓口にはなかなか感動する。いつかけてもワンコールくらいですぐに出てくれて、口調はフレンドリー、説明は丁寧。説明がよく理解できたので嬉しくなって「ありがとうございましたー」とお礼を言ったら、「とんでもございません!」と返された。今時こんな丁寧な回答してくれるカスタマーサービスは、民間ではあまり無いのではと思ってしまうよ。
もうひとつ、エコポイントのほうはなかなか難関だ。だいたい新築の場合は、申請するのにお金を払って指定機関から証明書を発行してもらう必要があるというのが気に食わない。これに3万円前後取られるので、30万ポイント出ます!なんて住宅エコポイント事務局が喧伝しているのはうそじゃん、と思ってしまう。まだ新しい制度なので、申請のDIYしている人のブログが少ない(というか、ほとんど見つけられない)のも痛い。代行申請しますよーん、○万円で、なんていうのはいっぱい見つかるんだけどね。
だからこの場合も頼るのは、証明書を発行してくれる指定機関と断熱性の判定対象になっている各種資材(断熱材とか、サッシとか、冷暖房機とか、換気扇とかの)メーカーの窓口だ。施主がハウスメーカーを通さずに自分で申請しようとしてることにまず驚かれ、私がQ値だのU値だのにあまりに疎いのに驚かれるけど、めげちゃあいませんとも。何度も聞き返すのに同情されるのか、けっこう丁寧に答えてくれるよ。
ところで、滅失登記で困ったことが起きている。元の家の所有者としての登記が、引っ越してくる前の住所のままで変えていなかったのだ。その後転勤でアメリカに行ったりして出入りをしたので、住民票にも戸籍にも前の家を登記した時の住所の記録がない。つまり、元の家の所有者と私たちが同一人物であることが証明できないのだ。こういうケースはままあるらしく、いろいろ救済策はあるのだけれど、元の本籍地(つまり結婚して戸籍を作ったところ)まで行って戸籍附票をもらって来なくてはならず、面倒なことになってしまった。こういうケースって司法書士に頼んでいたらさらに追加料金ってことになっていたのかな。
元本籍地で昔の戸籍について尋ねてようにも、最初は新婚当時の住所なんて思い出せなくて焦ったよ。住所がわからなければ戸籍附票も取れないからねえ。でもグーグルで当時のマンション名で検索したら、ちゃんと出てきた。まだあったんだなあ、あのボロボロマンション。しかも売りに出ていた。「中野区東中野4丁目. アクセス, JR総武線東中野徒歩3分. 価格, 850万円. 専有:27.95. 間取り, 2K, 部屋向き, 南. 築年, 1972年03月, 建物構造, 鉄骨造 ...」今の仮住まいアパートと広さがほとんど変わらないじゃないの。グーグルマップで外観を見て懐かしがったりもしてしまった。そんなことしてるヒマ本当はないんだけどね(申請書類作らなくっちゃ…!)。
登記や申請をDIYするのは、慣れないことなので面倒だけど、自分の家の仕様や公的なポジションがよくわかるようになると思う。いろいろな窓口の人たちの思いがけない親切(=愛を感じちゃう。この優しさは日本人独特だと思うよ。)にも触れられるし。だから自分でやってよかったと思うことにしているよ。
私は電話派だけど、まずは本で勉強したという人も多い↓
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