2010-08-30

施主支給は流木から


工務店経由で安い標準品が入ればそれでいいっていう主義なので、あまり施主支給にはこだわっていなかったんだけど。壁を作らない階段とリビングの境に付ける手すりに「流木なんてどうかしら」と思いつきで言ったら、それいいじゃないということになり、言い出しっぺの私が探すことになった。
そしたら、ちゃんとあるのねえ。手すりにぴったりの流木を売っているところが。
アートな流木販売
左から、fusen 最大直径3.5cm 高さ 198cm 
kanbai 最大直径 6cm 高さ 195cm
umemi 最大直径 4cm 高さ 196cm
値段は5000円、7600円、7500円

突然洗面所に貼りたくなった杉の床材の調達も私がやっていて、床材の送料の高さにちょっとびっくりしたので、流木は五島から届けてくれて送料一律800円だというのは良心的だと思った。しかも購入1万円で送料無料だ。
ネットショッピングだと大抵は送料無料になるまで色々な物を買いこんじゃうんだけど、流木はさすがに1本で十分かな。 これに家中に塗っているのと同じ色の塗料を塗って、階段の手前に設置してもらうのだ。どんな雰囲気になるかな? 楽しみだ。 

流木にしても、杉の床材にしても、見つけるのはネットで検索だけど、サイトの中をうろうろ探し回るのは面倒なので、すぐに電話をしてしまう。五島の人もいい感じだったけど、地方の床材屋さんと話をするのはなかなかおもしろい経験だった。電話口から木の香りが伝わってくるような、ほんわかした雰囲気が楽しめたよ。


にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←狭小住宅にお住まいの皆さんの人気ブログはこちら。参考になる情報がいっぱい。

2010-08-29

塗って実感、木の種類の違い

今週末の塗り作業も無事終了。脚立からずっこけるアクシデントはあったけど、今回は塗りやすいラワン材が多かったので、やりやすかった。我が家の木工事パートは、設計段階ではほとんどにタモを使うことにしていた。設計士は設計を起こす時、大抵こういうちょっといい材料を使うことにするらしい。でもコストダウンを考える中で、M工務店が出してくれた案はタモに代えてラワンを使うことだった。色々説明は聞いたけど、タモとラワンの品質の違いなんて大きなことに思えず、安いならラワンで行こうと言ったけれども、塗ってみるとよくわかるよ。
杉材への試し塗り
これもまた吸い込みが違うのよ

タモ=木目がきれい=塗りにくい
ラワン=平板な木目=塗りやすい
でもラワンは突然ざらざらした箇所が出てきたりする。そういうところは刷毛目も汚くなってしまい、見栄え良くしあがらない。

まあでも、住み始めたら大した問題には感じなくなるだろう。1日100人とかのお客さんがやってくる商業施設だったりしたら、見栄えは気にしなくちゃならないけど、たった二人暮らしだからね。たまに来る客だって、そんな所まで見ないよ、ぜったい。
安い材料だなんて関係なく、自分で塗った鴨居や窓枠はなんだか妙に愛おしく感じてしまうよ。さっそくG(夫)から鴨居へのくぎ打ち禁止令が出てしまった。えー、釘打ったってノミで削ったって、同じ塗料でちょちょっと塗れば元通りになるのがムク材のいいところじゃないの?と思うけど、まあ気持はわかります。

並べるだけで大変だった
大量のサンプル材
前の家は合板にテカテカの塗装をしたフローリングと、印刷された木目調のシートを貼っただけの枠ばかりだった。シートは5-6年ではがれ始めて安っぽくて嫌だったけど、床材はあまり不自由を感じていなかったので、今度も合板でいいんじゃないの?と最初は言っていた。そんな私たちに届くわ届くわ、Y建築士の手配したムクのフローリング材のサンプルが…。
仕方がないからフロアの一角にそれを全部敷き詰めて、毎日踏んでいるうちに、やっぱりムク材は違うなあ。床はムク材を使いたいなあと思い始めてきたのだった。まんまとはめられましたね。

おかげでムクと言ってもB級品を使うことになるし、塗装済みの材より安い無塗装品を買って、自分で塗ることになってしまった。結果的には自分で塗ってその良さがよけいにわかってよかったんだけどね。

使用塗料:リボスのカルデット
リボス自然塗料説明書

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←狭小住宅にお住まいの皆さんの人気ブログはこちら。参考になる情報がいっぱい。

2010-08-28

塗装隊なのに体操部気分

朝現場に行って、ヌリヌリ隊(私たちのことね)の今週末のノルマを確認。1Fの風呂、洗面所の入り口や建具、2Fの鴨居などをやってねと棟梁の指令が下りた。夕方大工さんたちとすれ違いで5時半ころ現場に入ったら、2Fの鴨居が塗りやすいように足場が組んであった…。
脚立2台の間に鉄板を渡してある
写真じゃあ大した高さに見えないけど(じっさい、脚立の3段目に板を渡してあるだけだから、大した高さじゃないんだけど)、板の真ん中に立つのは最初なかなか勇気が要ったよ。ちょっとぐらぐらして、まるで体操競技の平均台みたいだった。私は体操部じゃなくて剣道部だったんで平均台には上がったこと無いんだけどね。体操選手っていつもこんななのかな。この上で宙返りしたりくるくる回ったり、よくできるね。尊敬しちゃう。おっと、その前にこの上でいつも作業する大工さんに敬意を払わなくっちゃ。


  別の階にいたG(夫)を大声で呼んで、写真を撮ってもらった。よい子は足元に蚊取り線香の缶なんておいて作業しちゃいけませんね。蹴飛ばすから。

Gは脚立でよろけた拍子に塗料をぶちまけて、養生したマスカーの外にまで飛ばしやがった。白い漆喰で仕上げる予定の石膏ボードにびっちゃりと茶色い塗料がついてしまった。ここは玄関を入ったところなので、目立つじゃないの、キー!! 楽しいはずの週末のヌリヌリ作業の雰囲気が、思い切りケンアクになったのは言うまでもない。よい子はこんなことにならないように気をつけましょうね。

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←狭小住宅にお住まいの皆さんの人気ブログはこちら。参考になる情報がいっぱい。

2010-08-27

塗りの道具はドン・キホーテより東急ハンズのほうが安かった。くやちい。

まだ塗装前のナラ無垢フローリング
週末はまたまた塗り作業だ。今週末は最近出来上がった収納スペースや洗面所の扉をつける「枠」を塗ることになる。そして、再来週以降、いよいよ「床塗り」が始まる。床はもう一部無塗装のまま貼られ始めている。養生をめくって素足で踏んだりして、やっぱり前のウレタン塗装の合板とは違うなーと感触を確かめているよ。

もうすぐ塗ってあげるからね、待っててね。ナラ無垢(B級)たち。

床は階段にも勝る大物だ。階段と同じようにすればいいと思っていたんだけど、先駆者の皆さんのブログなど読んでいて気付いた。階段と同じじゃあできないよ。床をちゃんと磨くためのフローリングサンダー必要でしょ。
M社長、これ貸してくれるかなあ。次の打ち合わせの時に聞いてみなくっちゃ。毎週末の打合わせが、来週の月曜日になっちゃったんだけどね。(サラリーマンの夫Gも万難を排して参加するそうです。自分の家だもんね、そうこなくちゃね) M社長は今週は徹夜の夜間作業の物件にかかりきりでほとんど寝ていないそうで、電話をしても昼間に現場でちょこっと会ってもへろへろで、気軽に電話してあれこれ相談したりできない感じだ。(まあ、してもいいんだろうけど) だから、相談するのを遠慮して、ヤフーオークションで中古のサンダーを見ては、この1円のでうちの床にも使えるんだろうか、なんて悩んでます。

ついでに言うと、今回の塗り作業でマイ刷毛(正確には私たちのハケなのでアワ刷毛)もちゃんと揃えたんだけど、結局M社長が持ってきてくれたのがずっと使いやすかった。私たちのハケは70mmで、それでは枠とか階段の端とかを塗るにはあまりに大きすぎた。(せいぜい踊り場の真ん中を塗る時に使うくらいだった。)枠くらいなら50mmで十分。マスキングテープとの境や、階段の滑り止めを掘り込んだところなどには、100円ショップの絵筆も重宝します。
70mmのハケはドンキホーテで買ったんだけど、その後行った東急ハンズのほうが、安くて色々な種類が揃っていたよ。くやちい。

ちなみにドンキホーテではローラーセットも買ったんだけど、これは塗料の吸い込みがよすぎてもったいないからと、使用許可が出ておりません。床には使えるかな? 今まで小さめの刷毛で塗ってきた体験から言うと、ローラーを使うと塗料のリボスがびちゃびちゃになっちゃって、拭き取るのが大変になりそうだ。

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←さて、明日の塗り作業に備えて早寝しなくっちゃ。クリックして応援してね





本を買って勉強したい人はこちら。壁塗り参考書↓

2010-08-26

無断熱時代の熱帯夜対策グッズ

西向きの窓がやたら多かった元の家は、夏は灼熱地獄と化した。西向きの階段を熱気が這い上って、3階の寝室はまるでコタツの中のようだった。夜になっても部屋の中から壁に手をかざすと、もわーと暖かかったよ。西日でチリチリに焦げた外壁の熱がそのまま伝わっているようだった。断熱材なんて入っていないんだろうなあと思っていた。解体途中に見たら、ちゃんと入っていたけどね。グラスファイバーが柱と柱の間にさっくりと。

それでも3階で寝るしかなかったので…
1.天井にはシーリングファンをつけて寝室全体に風を送り、

2.フトンには空調シーツを敷いて、体の下を風が通るようにし、

3.さらに竹シーツを空調シーツに重ねていた。


竹シーツは寝入りばなはヒンヤリしていてとても気持ちがいいんだけど、暑すぎる夜は体温と室温で竹すら温まってしまう。そこで竹シーツの下から空調シーツの風を送って、竹シーツを冷やしながら寝ていたのだ。

すごいでしょう? ここまでしても微断熱の超狭小住宅の3Fで寝るのは本当に大変だったよ。

今の仮住まいの西向きのアパートは、午後日が暮れるまでは西日が暑くて大変だけど、夜はけっこう風が通るので、クーラー無しで寝ている。竹シーツはとても重くてあげおろしが大変なので、この夏使っているのは空調シーツだけだ。それでも十分なのに我ながら驚きだ。

暑い寝室にあんなに何年も苦しんだのに、突然熱帯夜OKの体質になったんだろうか? いやいや違う、やっぱり部屋の構造が違うからだと思う。
今の仮住まいのアパートは、壁に大した断熱はしていないんだろうけど、上の階と下の階が空き家なので、それがちょうどいい空気の断熱層になっていると思うのだ。

今度の家はどうなるかなあ。 屋根に80ミリ、さらに天井にも30ミリと、トップランナー基準以上の断熱材(ネオマフォーム)を入れてもらっているけど、日中現場に行くと、やっぱり3Fが一番暑い。まだ何の覆いもしていない、開け放しの窓からの日射のせいだと信じているけれど。

ちょっと残念なのは、前の家の夏の室温の記録を取っていなかったこと。Y建築士の提案で室温を記録し始めたのは冬になってからで、 朝起きたら1Fが8度だったみたいな、凍えるような寒さの記録ならたくさんあるのになあ。

ちなみに、今の仮住まいアパートは夜でも天井付近が32度、床が30度、洗面所が32度と、30度を下ることはめったにない。こんな環境でも人間って生きていけるように順応するのね。

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←いつも家づくりの諸先輩がたのブログ、興味深く読んでるけど断熱材ガイナの記事は、なるほど!でした。 施工後3階の断熱が不十分だったら検討しようと思っておりまする。

2010-08-25

あなたのお名前ナンデスカ? 20年来の謎解きに挑戦:ナベ篇

後列左のフライパンは自主購入のビタクラフト
鍋の取っ手が壊れてしまった。結婚祝いに貰って以来、ずうっと使ってきた愛用のセット鍋のが。実は取っ手が壊れたのは2つ目で、ひとつ目が壊れた時には使用頻度が低い鍋の取っ手を高い鍋に付け替えて、何とか使っていた。でも2つも取っ手無しの鍋ができるなると、我が家のクッキング工程に多大な影響を及ぼしてしまう。20数年前の鍋だけど(う…、歳がバレる…)、何とか取っ手だけ入手して付けて、鍋を再生させることはできないだろうか。

私はこの鍋セットはビタクラフトのものだと信じていた。結婚当初我が家では、丸元淑生氏の料理本がブームで、その丸元淑生氏が著作で強烈に薦めていたのがビタクラフトの鍋だった。(丸元淑生氏の料理本はこちら↓ 今でも十分おもしろくて時々見返す栄養学に基づいたクッキング理論です)


丸元氏はビタクラフトの鍋は多層構造で無水調理ができて、最小のエネルギーで最大の栄養が引き出せる云々と絶賛している。うちの貰ったお鍋はそれによく似ている。そうか、これはビタクラフトなんだ。なんて素敵な品物を貰ったんだろう!と私は思いこんだ(のかなあ)。それ以来、うちには高価なビタクラフトの鍋セットがあることになっていた。事あるごとに人にも吹聴していた。ある展示会でビタクラフトのコーナーを見つけた時には、ブースに立っていた人にすすすと近寄っていって、「うちのお鍋はぜーんぶビタクラフトなんですよ~」と親近感いっぱいに話しかけたくらいだ。

丸元理論と立派なお鍋セットで調理術を身に付けたうちのCCO(チーフ・クッキング・オフィサー=夫)が、セットには入っていなかったフライパンがほしいと言い出した時も、ビタクラフトのフライパンは当時3万円くらいしたんだけど、購入許可決済をしたものだった。(ビタクラフトのお鍋はこちら↓ 今はいろんなシリーズが出ているね)


だから、取っ手が壊れても、取っ手さえ付け替えればこの高価な鍋はまだまだ使えるとビタクラフトのカスタマーサービスにコンタクトしたのでした。「20数年前の型番もわからない鍋ですが、取っ手はありますでしょうか?」と。カスタマーサービスの対応は気持ちがよかったよ。何点か写真を送ってくれて、この中のどれかにお持ちの品は該当しますか?と聞いてきた。自分たちで買ったフライパンは確かにその中の一つだったんだけど、貰いものの鍋と同じものは無い。だから、私も自分の鍋の写真を撮って送った。

翌朝にすぐにビタクラフトさんから電話をもらった時には驚いた。 うわー、取っ手が明日にでもついて、またすぐにリッチなクッキングライフ(私にとってはイーティングライフ)が楽しめるかなーと嬉しくなった。でも電話をかけてくれたMr.ビタクラフトの口調は違った。言いにくそうに言うのだ。「これはビタクラフトの製品では無いようです」と。ええー? 20数年もビタクラフトと思って使ってきたお鍋が、違うものだったの? 結婚祝いにパチモン(注:Gがよく使う関西弁:ニセモノのこと)を貰っちゃったのかしら。電話口でMr.ビタクラフトは、20数年前に発売されていたビタクラフトに似た形の鍋のブランド名を教えてくれた。ネットなどで当たってみたらどうか、というわけだ。ナント16ブランドもあったよ。あと、鍋についている刻印の見方も教えてくれた。ビタクラフトなら取っ手の反対側の鍋の外側の左に絶対型番があるはずだから、と。

しかし、20数年も使っているお鍋だからね。側面はもう真っ黒で何も分からないのよ。刻印が無い商品なんてあるのかな? もしかしてこの鍋シリーズって、密造品とかサンプルとか、なんかヤバいものだったのかな? と思いながら、うちにある5つの鍋を一つ一つ見て、指で側面をなぞっていった。そしたら、あったよ!側面の刻印が見えるものが!

そこには「New Era」と書いてあった。ニュー・エラ 「新しい時代」!!?

さっそく検索して出てきたのは、(野球帽ばっかりでなかなか鍋は出てこなかったけど)、T304ステンレススチールの7層構造鍋を作っているという鍋メーカーだった。(⇒New Era Incはこちら) でもアメリカに多いダイレクトセールス(=無店舗販売)のメーカーらしく、どのリンクをクリックしても「あなたの担当ディストリビューターにコンタクトしてください」と出てきて直接メーカーに連絡することができない。担当ディストリビューターは知らないし…(もしかして、この鍋セットをくれた人=私の母親がディストリビューターか?)。いったいどうすればこの鍋セットに新しい取っ手をつけて、T304ステンレスの多層構造クッキングライフをまた楽しめるようになるんだろうか…。

この件が勃発したおかげで、いろいろネットで検索して、ニュー・エラはビタクラフトよりけっこういい鍋だということも分かった。確かに、自分たちで買い足したフライパンは、なんか感触が軽いものね。(突然ビタクラフト軽視派になってしまった)
ニュー・エラはやっとこさ見つけたInfo@にメールを送って、取っ手を何とか入手したいんだけどと訴えているところだ。どんな返事が来るかは乞うご期待。私もちょっぴりの不安と大いなる期待いっぱいで待っているところです。

⇒後日談:この件はその後1カ月くらいかかったけど、アメリカに取っ手代と送料を送金して、日本まで送って貰うことができた。届いた取っ手は今まで使っていたものとまったく同じシェイプで、まるで当たり前のように鍋に取り付けることができた。20数年もほんのわずかなデザイン変更もしないでいるなんて、日本のブランドじゃあ考えられないけれどね。とにかく、このずっしりと重い鍋シリーズがいよいよ持てなくなる日が来るまで、使い続けるぞ!

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←この項がハッピーエンディングになるように、クリックして応援してください♪

2010-08-24

愛称は「死蔵用スペースと脚立の家」かな

玄関入ってすぐのシューズボックス用のスペースに囲いができた。その分玄関スペースが削られて、壁が迫ってくる感じ。収納スペースを作らなくては物がしまえないんだから仕方がないんだけど、 空間だったところが細切れに区切られて、空いていた床がどんどん狭められるのが悲しい。

このシューズボックスは、玄関たたきからの高さが240cmにもなる。和室の天袋なんてもっとすごくて、梁の上に付けたから、上端までの高さはナント290cmだ。押入れの天袋に物をしまうには、4段の脚立が必要になる。(実際に大工さんの脚立を借りて試したから確かです) いったいここにどんなものをしまうんだろうか…。入れたら最後、私たちが死んだ後も死蔵されることは間違いないな。

梁の上に暗く口を開けているのが天袋
超狭小住宅だからと、ありとあらゆる所を収納にしようとすると、こういう「死蔵スペース」を作ることになる。こういう所にしまうのは相方のものと決まっているからいいんだけど(とテキ=夫も思っているだろうなあ)。問題は4段の脚立をどこにしまうのかってこと。玄関用にも2段の脚立が必要だ。脚立だらけの家になっちゃうなあ。

こういう収納スペースの中にきれいに収納棚を作ってもらえば収まりもいいんだろうけど、なんせ大工仕事はコストもかかるので(丁寧な仕事ぶりを見ていたら、安いくらいだと思うけどね。予算がないもので…)、今まで使っていたタンスや収納ボックスを押し込んで使うことにしている。それでも足りない分は、引っ越しで大量に出るだろう段ボールをそのまま収納ボックスに使おうと思っていた。かごやら箱やらを買うのもしゃくだしね。そうしたら、すてきな「段ボール収納ボックス」の作り方を見つけてしまった。⇒<ダンボールを裏返して、見せる収納ボックス>
すごい。段ボールに障子紙でも張って使おうと思っていた私の案をはるかに超えている。これなら私にも作れそうだし。Happy Daysさんどうもありがとう!

にほんブログ村 住まいブログ DIYへ←応援してね。

2010-08-22

断熱材の効果を実感。真夏日の自分塗り作業

M社長が調達してくれたプロフェッショナルの道具。
黄色のマスカーは和紙なので、ガラス瓶や
花瓶のデコレーションにも使えそう
明日の月曜日の朝までに階段の塗りを仕上げておかなくてはならないのは分かっているんだけど、お盆から始まった自分塗り作業にだいぶ自信を持ってしまって、もう余裕。午後に行ってササッとやればいいねと、午前中は暑いからとジムに涼みに行き、お昼は近所のイタリアンでゆっくり食事してワインまで飲んじゃった。3時頃に仮住まいのアパートに戻ったら、強烈西日攻撃がもう始まっていて、部屋の中が暑いのなんの。逃げるように作業着(=空調服)を羽織ってやっと現場に行った。

鍵を開けて現場に入ったとたん、「うわー、涼しーい。」そう、これが体験したかったのだ。棟梁が言っていた「断熱材の効果で、朝の家の中の温度が、前日閉めて帰った時とほぼ同じに感じますよ」って状態を。カンカン照りの道を歩いて来た私たちにとって、昨日の夜8時過ぎに閉めて帰った時とほぼ同じ温度になっている(らしい)新しい我が家の中は、とてもひんやりと涼しく感じられた。ううう…。前の家の、夏は西日で炎上しそうだった状態とは大違いだ。嬉しい~。
昨日今日と2回塗装して乾燥中

それでもやっぱり階段塗りをしている時は大汗をかいたけどね。階段に一段一段やすりをかけたり拭いたり刷毛で塗料を塗ったりは、けっこうな運動量だし。ほろ酔いだったのも効率を悪くしたと思う。 次からは朝からチャンとまじめにやろう。そろそろ超大物の床塗りが始まるんだから…。

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←狭小住宅にお住まいの皆さんの人気ブログはこちら。参考になる情報がいっぱい。

2010-08-21

毎週の恒例【大工さんに邪魔にされながらの打合わせ】 いよいよ大詰め

2階の階段はリビングからよく見えるので、塗りは重要
今日は毎週の恒例の現場での打合せだったんだけど、造作工事も佳境で、大工さんが家の中に5人、外に3人もいた! 打合せをするM社長とY設計師と私たちの4人は、大工さんの邪魔をしないように、あっちに行ったりこっちに行ったり、超狭小地の現場をうろうろ。結局は一番邪魔にされない階段にしゃがみ込んでんで設計図を広げていたよ。決めるのはカウンターの幅とか高さとか、棚の扉の材質とか棚板の位置とかの細かいことばかり。ああ、いよいよ家の詳細が詰められて行くんだなあと感慨もひとしおだったよ。

2010-08-20

えへへ、位置を変えてもらっちゃった。(夢だったポスト)

どうも気になっていたのだ。パジャマで新聞の夢が実現!とか言いながらもポストの位置が…

取り出し口が階段のこんな所についていて、腰をかがめないと新聞が出せない…。今は何とかなるかもしれないけど、この先、年を取って腰痛やら膝痛やらが出てきたら、この位置から毎日物を取り出すのは辛いだろうなあ…。
思い余ってM工務店社長に電話した。「ポストの位置をもっと上にあげられないでしょうか~」 M社長は、サイディングを貼りこむ前の今日なら出来るでしょうと言ってくれた。現場に走る私。(自宅でフリーランスの利点ですね。)電話でM社長と話した棟梁が、どのへんがいいの?と位置を決めてくれる。そしてこう↓なった。
ありがとう~棟梁。死ぬまでこの家に住みたいから、受け取り口の位置は高いほうがいいのとくだくだ説明する私に、笑ってうなづいてくれた。
新聞入れてみた。ふふふ。いい感じ。
おかげで、外側のポストの投げ込み口の位置は、普通の家よりだいぶ高くなった。郵便屋さんや新聞屋さんは、顔の位置に投入口があるのに驚くだろうな。でもいいのだ。こんな位置にあったら窓が気になって、ヘンなチラシは入れにくいだろうから!



にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←狭小住宅建築中の他の皆さんのブログ。うちより狭い所もあって、とっても参考になる。

2010-08-19

外壁材が貼られ始めた。木目「調」でなんちゃって和風感が演出できるか!?

左上が出窓。穴はエアコン用です
外壁の下地工事からずいぶん日数がかかったけど、いよいよ一番外側のサイディング材が貼られ始めた。外壁は超狭小の我が家で一番面積が大きい部分だから、一番日数がかかるパートでもある。この外壁貼りの時期が見事に「猛暑」の時期と重なってしまった。ドラえもんに似た感じの外壁屋さんは、朝会っても夕方会ってもひょうひょうとした感じで、あんまり暑さにへこたれているようには見えないのはさすがだ。(もちろん、へこたれているとは思うけれど)。先週はスネオに似た感じの弟子を連れていたけれども、今は一人で黙々と貼ってくれている。

コストダウンのためにサイディングを選んだ。そりゃあ焼杉とか本物の木で貼れればカッコ良かったけれどね。サイディングで「木目調」を選んで「なんちゃって和風」を演出するという、このずっこけ感が我が家らしくていいとわりと気に入っている。

外壁材は道路から見えるところに木目調を縦張りし、変化をつけるためにちょっと出っ張った階段室を塗り壁調のベージュにした。ちなみに道路側から見えない裏側は明るい白で、家の中から見ると、建ぺい率稼ぎのために凹ませて作ったベランダの壁が、陽にきれいに光るはずだ。これには日が当たりにくい1階を、外壁と隣のマンションのよう壁の反射光で少しでも明るくしたいという意図もある。
コストダウン最優先と言いながら3種類も壁材を使うのは、端材が多く出る分もったいないけれど、ちょっぴり高いガルバリウム鋼板は選ばずにサイディングにしたし、その中でもお値打ちの普及版を使っているし、それ以上の効果があると思いたい。
外壁屋さんのためにも、暑さが少しでも和らぐといいなあと思っている今日この頃だけど、我が家地方は夕方に少し雷のゴロゴロいう音が聞こえるぐらいでちっとも雨が降らない。今日だってカンカン晴れてすごく暑かったぞ、天気予報のウソつき。

以下は外壁ができるまで。

2010-08-18

建物登記やエコポイント申請も愛のDIYでコストダウンだっ

プロフェッショナルに頼まず自分でやるのがコストダウンの早道だ。今回私(たち)が塗り作業に加えてDIYするのは、補助金申請(緑化助成金申請やエコポイント申請)と、家の登記だ。

うちの場合は建て替えなので、前の家の滅失登記と新築した表題登記、所有権の保存登記の3つをしなくてはならない。最初は何それって感じだったんだけど、他の諸先輩方のブログをいろいろ読んでいると、けっこう皆さん自分でしているではないの。同じ人間ならば、私にもできるはず。と持ち前のあっけらかん主義でぼちぼちスタディーを始めていまする。
今のところ一番役に立っているのは、登記を受け付けてくれる法務局のウェブと電話相談窓口だ。
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/fudousantouki.html 
http://www.moj.go.jp/MINJI/MINJI79/minji79.html
この電話相談窓口にはなかなか感動する。いつかけてもワンコールくらいですぐに出てくれて、口調はフレンドリー、説明は丁寧。説明がよく理解できたので嬉しくなって「ありがとうございましたー」とお礼を言ったら、「とんでもございません!」と返された。今時こんな丁寧な回答してくれるカスタマーサービスは、民間ではあまり無いのではと思ってしまうよ。

もうひとつ、エコポイントのほうはなかなか難関だ。だいたい新築の場合は、申請するのにお金を払って指定機関から証明書を発行してもらう必要があるというのが気に食わない。これに3万円前後取られるので、30万ポイント出ます!なんて住宅エコポイント事務局が喧伝しているのはうそじゃん、と思ってしまう。まだ新しい制度なので、申請のDIYしている人のブログが少ない(というか、ほとんど見つけられない)のも痛い。代行申請しますよーん、○万円で、なんていうのはいっぱい見つかるんだけどね。
だからこの場合も頼るのは、証明書を発行してくれる指定機関と断熱性の判定対象になっている各種資材(断熱材とか、サッシとか、冷暖房機とか、換気扇とかの)メーカーの窓口だ。施主がハウスメーカーを通さずに自分で申請しようとしてることにまず驚かれ、私がQ値だのU値だのにあまりに疎いのに驚かれるけど、めげちゃあいませんとも。何度も聞き返すのに同情されるのか、けっこう丁寧に答えてくれるよ。

ところで、滅失登記で困ったことが起きている。元の家の所有者としての登記が、引っ越してくる前の住所のままで変えていなかったのだ。その後転勤でアメリカに行ったりして出入りをしたので、住民票にも戸籍にも前の家を登記した時の住所の記録がない。つまり、元の家の所有者と私たちが同一人物であることが証明できないのだ。こういうケースはままあるらしく、いろいろ救済策はあるのだけれど、元の本籍地(つまり結婚して戸籍を作ったところ)まで行って戸籍附票をもらって来なくてはならず、面倒なことになってしまった。こういうケースって司法書士に頼んでいたらさらに追加料金ってことになっていたのかな。

元本籍地で昔の戸籍について尋ねてようにも、最初は新婚当時の住所なんて思い出せなくて焦ったよ。住所がわからなければ戸籍附票も取れないからねえ。でもグーグルで当時のマンション名で検索したら、ちゃんと出てきた。まだあったんだなあ、あのボロボロマンション。しかも売りに出ていた。「中野区東中野4丁目. アクセス, JR総武線東中野徒歩3分. 価格, 850万円. 専有:27.95. 間取り, 2K, 部屋向き, 南. 築年, 1972年03月, 建物構造, 鉄骨造 ...」今の仮住まいアパートと広さがほとんど変わらないじゃないの。グーグルマップで外観を見て懐かしがったりもしてしまった。そんなことしてるヒマ本当はないんだけどね(申請書類作らなくっちゃ…!)。

登記や申請をDIYするのは、慣れないことなので面倒だけど、自分の家の仕様や公的なポジションがよくわかるようになると思う。いろいろな窓口の人たちの思いがけない親切(=愛を感じちゃう。この優しさは日本人独特だと思うよ。)にも触れられるし。だから自分でやってよかったと思うことにしているよ。

私は電話派だけど、まずは本で勉強したという人も多い↓

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←狭小住宅にお住まいの皆さんの人気ブログはこちら。参考になる情報がいっぱい。

2010-08-17

パジャマで新聞が夢でした<壁埋め込みポスト設置

郵便ポストがついた。念願の屋内に郵便物が落ちるタイプだ。パンフレットにあるように、朝起きたら下駄箱の上に新聞が乗っていたとなればかっこいいけど、うちは階段の途中(下の写真参照)にしか受け口を作れなかったので、朝起きたら上の階から階段を降りてきて、腰をかがめて新聞を拾うことになる。
外から見た新聞受け
内側は階段のこんな所に

玄関に回って新聞を取りに出るほうが楽かな? いやいや、パジャマのままで新聞が受け取れる喜びのほうを私は選択したい。受け口がこんなに下につくのに、ふたが下向きに開くようについている。自分でも直せそうだったけど、いちおう竣工前だから、これは上下逆にしてもらうように頼んでみようっと。
(後日談⇒結局この件は大きくカイゼンされることになったのでした。

新聞が外蓋も内蓋も開けた状態で差し込まれたら、断熱が保てないんじゃないかとか、大量に投げ込まれて毎日うんざりしていたチラシ攻撃が、こういうポストになったらどうなるんだろうとか、心配事もいろいろだ。道路脇に立っていた前のポストは、植え込みに埋まるように立っていたせいか、「ナメクジ!」の巣窟であったのだよ。そのポストに投げ込まれた新聞をナメクジが這い回って紙面が削れて、「記事が読めないじゃないの、もうー!」ということもよくあった。今度はどうなるかな。家の壁に埋め込んだポストの中をナメクジが這ったりしたらサイアクですね。すべてこのポストが稼働し始めたら(つまり新居が完成して住み始めたら)明らかになることだ。どきどきヒヤヒヤ楽しみだ。


にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←ナメクジが出ないよう、クリック! して応援してください♪ よろしくお願いします~

2010-08-16

自分たちで塗装:褒めてもらって嬉しいな♪

お盆休み明けの大工さんたちが、今日から現場に戻ってきた。私が顔を出すと「やりましたねー」とか、「まだまだあるからがんばって」などと言ってくれた。拭き取りのタイミングを間違えて、塗りたくったようになってしまった階段は「味がある出来」。一枚板で塗りやすいラワンについては「まるでプロがやったみたい」というご高評。子供や部下はほめて育てろというけれど、褒められるとますますがんばるぞーという気になるね。うふふふふ。

2回塗装して乾燥したところ
「味がある」と言ってくれながら壁に立てかけてあった材料をめくっていた棟梁が「あーーーっ!!」と大きな声を出した。ナントそこには、塗料がたらーっと跳ねていた。そばにあった出窓の棚を塗ったときに、ハケの勢いが余って飛んでしまったのだ。私じゃない、G(夫)の仕業だ ! ちゃんと養生(カバー)していたつもりが、それ以上に飛ばしちゃうなんて、プロにはあるまじき行為だよね。施主じゃなけりゃあどついたるーと思っていたことでしょう。ごめんなさーい…。

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←クリックしてほめていただけると嬉しいです♪

2010-08-15

今日も自分たちで塗装:熱中症対策に空調服


階段の2回目塗装完了っ! いい色に仕上がったでしょ♪ 本当は大工さんたちが上がる前に養生(保護)しておくべきなんだろうけど、明日から仕事が始まってしまうので立て札をたてて、明日には乾くはずなので養生してねとお願いしておく。

M工務店社長に電話して、お盆中にやると予定していた窓枠や敷居、1-2階の階段は仕上がったと報告して褒めてもらう。うれしい~。でも自分たちで塗る作業はまだまだ続くのだ。フローリングの床も無垢で無塗装のまま貼ってもらって、塗りは自分たちでやる。作業手順から言うと塗装したものを貼りこむ方がずっと手間が省けていいのだそうだけど、素人が張り込む前の床材を塗装するのは大変だからという気づかいだ。(それにうちの敷地では床材を立てかけて塗って広げて乾かすスペースも無いし…) がんばるぞー。

空調服を着て作業中
今回の自分で塗る作業を支えてくれたのは、M社長や大工さんたちの「はげまし」だ。それともうひとつ大いに役に立ったのは、背中に小さな扇風機が二つ付いている驚きのシャツ「空調服」だ。
空調服をアマゾンで見る
空調服を楽天で見る

空調服は冷房嫌いの私が、夏の仕事着として愛用しているのだけれど、今回の塗り作業に備えてG(夫)サイズのワイシャツタイプも購入。なんでか知らないけどGはこの空調服が気に入らないらしく(空気で膨らんで太って見えるからかしら?)、塗り作業の最初は大汗をかきながらも着なかったんだけど、気温35度に迫る暑さについに屈服。2日目からの作業では、朝からチャンと着てくれるようになった。


右の写真は棟梁が置いて行ってくれた塩あめ。ちょっと酸っぱくっておいしかったなあ。まだ窓に網戸が入っていないので、開け放しての作業中は蚊取り線香も欠かせません。

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←狭小住宅にお住まいの皆さんの人気ブログはこちら。参考になる情報がいっぱい。

2010-08-14

今日も自分たちで塗装:大物(=階段)塗ってます。

塗装前
1回目塗装後
14段全部にやすりかけて水ぶきしてカルデッドのローズウッドを塗った。明日2度目の塗りをする。我が家はたった15坪の敷地に建つ超狭小住宅だけど、階段のサイズは普通のお宅と同じだ。しかも敷地の狭さのせいで3階建てにするので、階段は2セットある。ふうー、これを塗るのは大変だ。

2010-08-13

今日も自分たちで塗装:なんで窓がこんなに多い設計にしちゃったのか…

今日も朝8時前から現場に行ってひたすら
#240でやすりかけて水ぶきしてマスキングして塗装(これは階段の途中の小窓。4つもある)
#240でやすりかけて水ぶきしてマスキングして塗装(和室の押し入れの建具)
昨日塗った所は#400でやすりかけて乾拭きしてもう一度塗装。(これは1Fの引き戸と通風窓ふたつ)
そしてマスキングを外せば完成です。
やったー。木目が際立って、きれいに仕上がったでしょ?
そして、仮住まいのアパートに帰ってもちろんビール! (つまみは枝付き枝豆とみょうがをたっぷり載せたカツオのたたき)
お昼にはG(夫)がナスとトマトのパスタをささっと作ってくれました。 仮住まいのアパートが近いので、休憩に帰ってシャワーを浴びてお昼も食べられるのがいいね。作業は明日も明後日も続きます。だって、うちってたった建坪9坪なのに、窓が23個もあるんだよね。こんな設計にしたのはだれ? ハイ。自分たちです。

にほんブログ村 住まいブログ 狭小住宅へ←応援してね。