2010-11-04

珪藻土の壁は紹興酒も吸湿!

うちの調理担当Gが、中華鍋をふるう勢いが余って、コンロの横の壁に料理酒代わりの紹興酒をビチャッとかけてしまった。すぐに拭いたけど落ちないし、薄い血の跡みたいなシミがダラーとついて、あーあ、新築1か月のうちに、もうこんなにシミが…。1年、2年と暮らしていったら、いったいどれだけ壁が汚れちゃうんだろうとがっくりしたんだけどね。

左官さんに教わった塗り壁の汚れ落としの方法は、「サンドペーパーで削る」ってこと。塗り壁は5-7㎜の厚みがあるので、しみがついたらサンドペーパーでうすく削るのが一番きれいになるって。ここ以外のところですでに数回やっているけれど、ペーパーで削ると壁がつるつるになっちゃって、せっかくの塗り壁の模様がのっぺりした感じになっちゃうんだよね。ぽちっとしたシミくらいならやすりで削るのが最善の方法だけど、だらだら垂れている紹興酒の汚れを削るのは、大変だし模様だってごっそりなくなってしまう…。

思い余ってネットで珪藻土や漆喰の壁についた汚れの落とし方を検索する。「キッチンハイターで拭く」という方法が出てきたので、やってみた。多少は薄くなった気がするけど、完ぺきではなかった。
救いに思えたのは、塗り壁には吸湿作用があるので、汚れは吸収してくれるっていうどこかのウエブサイトの情報だ。ホントかなー?と半信半疑だったけど、大いなる期待も持って、壁を見守る。
翌日の紹興酒のしみ まだちょっと見えるけど
翌日壁を見てみると、だらーと垂れていたはずの紹興酒のしみが、なんだか薄くなっている気がする。がんばれ、珪藻土の壁! 紹興酒はおいしいぞ。吸湿してね♪と応援しておいた。そして、しばらく忘れてしまった。
ほぼ1週間後 よく見なきゃわからない
それから約1週間。ふと思いついてさっき見たら、もうわからないくらいにシミが薄くなっているじゃあないの。珪藻土の壁、ちゃんと紹興酒も吸湿してくれたようだ。油汚れも醤油のしみも、万が一壁についちゃっても、こんな風に薄くなっていくかなあ。ううう、実験してみたい。でも怖くてできない…。

それとも単にうちの珪藻土の壁が、施主によく似て酒飲みってことなのかな…? いずれにしても、壁ちゃん、どうもありがとう。これからもがんばっていろいろ吸湿してね♪

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