2011-03-17

次の地震に備えて:メガネはげた箱に

震度5だった東京でも、本棚が揺れて壁にあたって穴が空いたとか、テレビが倒れてきて危なかったとかいう話を聞く。
申し訳ないくらい我が家は大丈夫だった。
この家を建てる時に柱状改良をして、5.5mのコンクリートの柱を21本、たった15坪の敷地に打ち込んだからだと思いたい。
敷地いっぱいだった柱状改良機
じっさい、地震が来たときに最初はわからなくて、外の「ゴゴゴゴ…」という音を、「あれ? 道路工事が始まったのかな?」と思ったくらい。
立ちあがって外を見に行こうとして、地震で揺れているんだとわかった。
人に話したら、あまりにドンカンだと笑われたけど。

損害は、2メートルの高さに置いておいたガラス瓶が床に落ちて、フタが割れたくらい。
そんな所に置くのが悪いのだ。
一番心配だった、ワイングラスを大量に詰めていた食器棚も、グラスもガラスの扉も割れなかった。
ほこりよけにグラスのてっぺんにかぶせていた紙のふたは、ほとんどが落ちてしまったけれど。
地震の時に、食器棚がガチャガチャいう音より、その下の棚に横に寝かせておいておいたワインの瓶がぶつかり合う音の方が大きくて怖かった。(でも割れなかった)


グラスはぎっちり詰まっていたのでお互い支え合い、ワインの瓶はまばらに置いていたので、右に左にゴロゴロ転がったんだなあと思う。

テレビは、転倒防止シートで台に貼り付けてあった。いったん貼り付けちゃうともう動かせないし、棚が痛むだろうし、不満に思ったこともあったけれど、やっておいてよかったよ。

冷蔵庫もせっかく塗った壁に穴をあけて、固定してもらっていた。東北出身の現場監督は、へーそこまでしなくてもという感じだったけど、夫の実家が神戸にある私たちにとっては、色々聞いていたのでぜったいに必要なことだった。
なんにも固定していないと言っていた現場監督のおうち、大丈夫だったかなあ。

もうひとつ、どの家に住んでも必ず心がけているのは、近眼の私たちのメガネの予備を、玄関のゲタ箱に入れておくことだ。さとなおさんの地震が起こる前に、これだけはしておけ!で読んで、なるほど、と思って続けている。
私たちはメガネが無いと生活ができない。津波でゲタ箱ごと流さることのないように、祈るばかりだ。


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