コロナが始まって2回目のゴールデンウィークも過ぎ、
緊急事態宣言下、なすすべもない毎日を過ごしている。
ここまで感染せずに来れたんだから、
ワクチンを打つまで我慢しきろうという気分だ。
そんな中、元官僚で首相のブレーンの偉い人が
「日本の感染状況は世界の中ではさざなみ」と言って批判を浴びている。
「これで五輪中止とかいうと笑笑」内閣官房参与の発言に批判
東京都では2021年のゴールデンウィーク前後、
1000人前後で新規陽性者数の発表が続いているんだけど、
この1000人っていう規模は、他のどんな数に似ているのかなーと
ネット検索してみた。
例えば、交通事故。
東京都の交通事故発生件数は、月に2000 件ぐらい。
だからコロナ陽性に数えられちゃうのは、交通事故に遭うより確率は高い。
それなら落し物は?
昨年警察に届いたのは年間で415万件だそうで 。1日1万件以上。
コロナ陽性になっちゃう人より、落し物を警察に届けてもらったラッキーな人の方がずっと多いってことだな。
ちなみに携帯電話の場合、「落とした」「 失くした」と警察に申告されるのは1日当たり670台分だそうです。
(公益財団法人ニッポンドットコムの記事)
そのうち半分は落とし主に戻るそうだ。
だからって 、コロナ陽性になるのは携帯電話を失くしちゃうような確率ですって言えるわけじゃないけど…。
コロナ陽性判明者数はさざなみかもしれないけど、
食いしん坊はの私は、 味覚障害になるのがおそろしい。
コロナから回復しても、味覚障害は長く残るとマスコミから脅されているし。
私の食いしん坊、母に似ているんだと思う。
その母は、癌になって、薬のせいか病気のせいか、最後味覚が鈍くなっていた。
それでもあきらめきれず、好物のローストビーフやフォアグラやメロンケーキを、
食べに行ったり買って来させたりしては口に運んで、味がわからない…と言っていた。
喜んで食べたのは、大奮発して乗った飛鳥ii のヒレカツランチと、
私がわざわざ東京駅まで買いに行ってホスピスに持ち込んだ、蒸気で暖かくなる牛タン弁当だった。
これは味覚が回復したというよりは、気分の問題が大きかったと思う。
いよいよとなった最後5日くらいは氷水ばかり欲しがって、私と弟と看護婦さんでひっきりなしに口に含ませたものだ。
なので私は思うのだ。 仕事もない・ジムもやすみ・旅行にも行けない
生きる屍のような毎日を送る私が、さらにコロナで味までわからなくなったら
ああやって死んでいった母みたいなものじゃない…。