ジムのスタジオで小さな跳び箱みたいな台を上ったり下りたり、
時にはその上でくるりと回ったりの
ステップ・エクササイズをずうっと続けている。 もう30年ぐらい。
アメリカでは Boot Camp ステップというのをやっていた。
日本でも二つの台の間を行ったり来たりするのにチャレンジしたり、
台を2段にしたり、ぴょんぴょん飛び跳ねて気分爽快。
週に1度の楽しみだったのだけれど。
このステップが、最近キツイのだ。
コロナ後しばらくのジムの休みの後、おっかなびっくり再開。
それ以降は体調をこの土曜日の午前中のクラスに向けて、
一週間かけて整えて、やっと参加するという様相になってきた。
クラスの最中は夢中だけれど、終わると 滝のように汗をかき息も上がって、がっくり。
股関節も足の指も痛くて、今日も怪我をしなくて良かったと心から思う。
そして、来週は大丈夫かなって。
フリがよく分からなくて台の上を右往左往している時は、
あーもう、体よりも脳みそが限界かしらと思ってしまう。
そして思い出すのは 大好きだった千代の富士の引退の時の言葉
「体力の限界。 気力もなくなり引退することになりました」
正座して両手をついて頭を下げて、絞り出すように言ったあの言葉。
思い出すたびに涙が出てしまう。
そして今、ステップをするとそれが頭の中をぐるぐる回るのだ。
もうしばらくはできると思うんだけど、一年後もそうなのか…。
やめるとしたら 、いつ何をきっかけにやめるのがいいのか。
怪我をしてからじゃ遅いとは思うんだけど、まだやめられない。
(2023年春の2拠点生活化を機にやめました。23.03.)