とっても感じのいい人たちで、スーパーマーケットで売っている大根やレンコンや、日本酒や、寿司や、納豆や、コンニャクまで、なんにでも興味津々。
私たちはふだんここまで食べないわねーと言いながら、鯛のお頭焼きにもかぶりついた。きれいに食べてたよ。
奥さんのエリザベットはこのたびめでたく定年退職して、その記念の旅行なんだそうだ。
昔から日本はあこがれの国で、ずっと来たかったのよ、と本を見せてくれた。
その本は、日本の女の子のりこをスウェーデン人の女の子エヴァが訪ねるお話で、ふたりが日本の生活や文化を体験していく様子がたくさんの写真で紹介されている。
奥さんのエリザベットは子供のころこのお話が大好きで、繰り返し繰り返しお父さんに読んでもらったのよ、とぼろぼろになった本をわざわざ我が家まで持って来てくれたのでした。
私たちがしみじみしていたら、だんなさんのニルスが家族の写真を見せくれた。ものすごくたくさんの人数で、おじさんぽい人から若い人までいろいろ。
みんなニルスの子供なんだって。だけどエリザベットとの間には、18歳の娘がひとりいるだけなんだと言う。
どういうことだろうー、と考えていたら、
「僕は、結婚を3回したんだ」とニルス
「私は一度だけね」とエリザベット
「そういうの、日本ではあんまりないのかな…?」とニルスが聞く。
私が返事に詰まっていたら、
「スウェーデンだって、3回も結婚する人は滅多にいないでしょ!」とエリザベットが突っ込んでくれて、なんとなく話が収まった。
写真ではどの奥さんの子供とも、子供たち同士も、エリザベットも、とっても仲良さそうだったよ。
おもしろい人たちだった。
←狭小住宅にお住まいの皆さんの人気ブログはこちら。参考になる情報がいっぱい。