2010-05-06

まず決めるのは屋根の色

 最初に組み上がるのは屋根だから、屋根の色を最初に決めてくださいねーと工務店のM社長に明るく言われた。屋根の色だけ決めるの? 壁とかサッシとかドアとかテラスの手すりとか、そういうものの色を合わせて「トータルコーディネート」するもんじゃないの?? Y建築士から何案かカンプみたいなものが上がってくるんじゃないの??? 


家作りは今まで仕事としてやってきた商品開発作業とはちょっと違うみたいだ。こうしたらいいんじゃないでしょうかなんていう提案はあまり無い。(うちの場合は、ですが。設計師のタイプにもよると思うけど。) この設計士を選んだのは私たちなんだし、まあ自分の家なんだから自分で決めなくちゃね。というわけで、ゴールデンウィークは近所をせっせと歩きまわって、色々な家の外観を見て回った。
目指すは和風感のある家だ。それには
1)木壁 または 焼き杉っぽい縦線の入ったブラウン系の外観
2)土蔵感を演出するような、いぶし銀又は黒としっくい調の白のコントラスト
のどちらかがいいと思えた。


本物を使ったらコストが尻あがりだから、あくまで「焼き杉調」「土蔵風」だけど。この感じが出せるようなサイディング(外壁)を選ぶのだ。


私はひそかに土蔵風がいいと思っているんだけど。夫は茶色系にご執心だ。どちらにせよ、こんな感じいいねと立ち止まる外観デザインの家は、必ず「和風居酒屋」なんだよね。日本の普通の個人住宅って、「和風」な感じが少ないね。日本に建てる家なのに、なんで南欧風やカントリー調なの?とちょっと残念。
(近所の和風の家。左は居酒屋。右の個人宅はなかなかカッコ良いね)

新しい家では、玄関回りの隣家と道路の境界線に、黒竹を植える予定だ。ますます居酒屋風かなあ。でも、春に黒竹のタケノコが食べられると思うと、楽しみなんだよねー。

⇒黒竹はこちら

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