週末に見積もりの安い方からMとUを訪問。結論から言えば、Y建築士が強烈に薦めていたM工務店にあっさり決まってしまった!
ミーティングでは、コストダウンにどれくらいご協力いただけるのか、そのアイデアを貰えるのか色々尋ねた。私たちとしては、
・できるところ、例えば天井や壁の塗りとか左官工事は自分たちでやり、手間賃のコストをカットしたい。(そして使う材料を良い物にしたい)
・システムキッチンや建具などの施主支給にご協力いただきたい。
・他にコストダウンの方法を提案していただけませんか?
といったことを尋ねて反応を見たかったんだけど、もうぜんぜん違いましたね。
Uさんはそういう話をする施主は居るけれども、結局私たちがやることになるんですよと、どうせできないでしょモード。Mさんはニコニコと嬉しそうに、そういう物件いっぱい扱っていますよ。うちは設計士の先生の自宅の施工とか多いですからね、と言う。
Mさんは登場からして違った。小雨振る中オフィスに向かう私たちを、道の向こうからニコニコ笑いながら小走りで走ってきて出迎えてくれた。U工務店はオフィスの玄関を入るといかにも土建屋さんという感じのこわもての社長以下、数人がざっと立ち上がって最敬礼だったけど、目つきは鋭かった。第一印象がいかに大切かはこの本(訳者は私)でも詳しいので参考に読んでみてね!
ああ、M工務店に決めてよかった。Uと比較できてなおさら良さがわかった!と満足していたのに、メインバンクのMS銀行の反応は違った。大手ハウスメーカーならともかく、個人経営の工務店が施工する物件には、竣工引渡し以降しか融資ができないと言うのだ。建売を買うならともかく注文建築では、工務店との契約時からかなりまとまった額が必要になる。建築の途中でお金を借りる必要があるのだ。
冷たくMS銀行に突き放された翌日、玄関のチャイムが鳴る。寒い中コートも着ずに訪問営業をしているJ信金の人たちだった。いつもなら「仕事中なんです!」邪険に追い返すところなんだけど、住宅ローンを断られた経緯を話すと、J信金では問題なく融資できるとおっしゃるではないの! お互いにビックリの訪問セールスだったけど、話はとんとん拍子に進んで、もったいぶってるMS銀行ではなくJ信金からMS銀行よりだいぶ安い金利で借りられることになりそうだ。なーんだ