病院で示された 治療法は
1 ギプスで肘 上から 手の甲まで1・2ヶ月 固定する
2 折れたところにチタンのプレートを のせる手術をして固定する
プレートの方が治りが早いというので手術を選択。 ただし 手術は12日後と言うのだ。
この12日間が辛かった。
何せ ギプスが重い。 添え木 と包帯だけで500g。腫れを引かせるために さらにその上にサポーターで保冷剤を置く。
それで合計700g ぐらい、 左腕の方が重いという アンバランスになった。
先生は冷やすのは 3 ・4日ぐらいでいいのでは と言ったけど、
夏の始まりの この時期 保冷剤で冷やさないとギプスの中が熱くて。
結局2・3時間おきに 保冷剤を 変える毎日となった。
もう一つ 言われたのは、腕は心臓より高くして血が下がらないようにする方がいいと。
なのでパソコンに向かう時は左手は支えの上に乗せ 常に「はーい」と手を上げているような状態。
そしてこの重たいギプス+保冷剤と「はーい」のポーズが折れた方の腕の側の背筋をガチガチにするのだ。
片腕だけでは横になれない。起き上がれない。
バランスが取りにくいから歩くのはゆっくりだし、何より片腕だけでは何をするにも
両腕が使える時の3倍の時間がかかる。
Web サイト や YouTube に片腕しか使えない時の家事の工夫 など たくさんアップされていて これも驚きだった。
今の世の中何でもすぐわかるんだな。
まな板に濡れ布巾を敷いて包丁を使えば野菜は転がらない。
瓶の蓋は引き出しで瓶を固定して蓋を片手で回す。
それに加えて左手の代わりに 肘や歯をよく使った。
キーボードのタイプは右手だけで行う。
キーボードの上を右手を右から左に動かして打つので時間がかかる。
「高橋さん」なんて打つには、右手人差し指を右から左に何度も動かさなくてはならなくて、
日本人の名前ってどうしてこんなに面倒なのかしらと思ったりして。
便利に使っていたショートカットキーも右手だけじゃ届かないのがある。
左手で打てるようになったとしてもそのショートカットキーを覚えているかどうか。
手術まで12日も待つのは長すぎないか…。
そんなに経ったら骨が変な風に固まってプレートの効果もなくなるのでは…。
不安は募る。
なので アスクドクターの有料会員になって 質問までしてみた。
12日目でも手術は問題ないと 各ドクター は 言ってくれたけど、
12日も待つのは 病院都合で5日ぐらいで手術する人が多いと 知って、逆にがっかりした。
いよいよ 水曜日から入院という月曜日になって、8度を超える熱が出て焦った。
熱があったら手術してもらえなくなってしまう!
痛み止めとして処方された ロキソニンを飲めば 汗がばーっと出て熱は下がる。
でも ロキソニンの効果は10時間ぐらい。 入院の日の朝になってもまだ熱が出るので、
病院に行く直前にロキソニンを飲み、 手術前日の検温は クリア。
手術の日の朝の検温をクリアするためには、 何時間前にロキソニンを飲めばいいのだろうか…。
夜9時以降の飲食は禁止なのに…。
結局 夜9時に飲む下剤のちょっと後にロキソニンをこっそり飲み、
手術の朝の検温もクリア。喉が詰まって鼻水が出るのが気になるけど、
看護師さんも 麻酔の先生も気づかない程度だから大丈夫なんでしょう。