2022-12-16

2022年11月 生活に変化は必要だ。

夫が転勤になるかもしれないと言う。場所は新幹線で一時間ぐらいの栃木県の地方都市。
そこと東京のオフィスを行ったり来たりするけれど、メインは栃木県だと。

それを聞いた時に私の中に巻き起こったのは思いっきりネガティブな気持ちだった。

何で引越しなんて? そんな転勤を唯々諾々(いいだくだくー初めて読み方を知ったよこの言葉)と受けるなんて。
東京にずっといられてテレワークも多い仕事に転職したら!?
だって今さら新しい所帯を持つなんて、お金かかるじゃない。

でもその転勤は左遷というわけではなく、本人も前向きな感じ。
気持ちが落ち着いてくると、会社の負担でセカンドハウスを持って
夫と一緒に行ったり来たりする二拠点生活も悪くないと思えてきた。

その場所は標高230 M ぐらい。もしかして夏もちょっとは東京より涼しいかしら。
会社の負担でどれぐらいの広さの家が借りられるんだろう…。
さっそくSUMOに登録して相場を見たりしてる。

そんなこんなで、なんとなく気忙しく楽しくなってきた。
生活に変化って必要なんだな。


私以外の3人が70代女性(独身・バツイチ・未亡人)のご近所さんでお茶会をしている。
コロナの後は感染が収まっている時にお食事に行くぐらいだったけれど、
知性も品性もある人達でたまに会うのがとても楽しかった。

その中のシングル女性が引っ越すことになるお別れ会で
いつも控えめでおとなしい未亡人の奥さんが、はしゃぎすぎ喋りすぎでなんだか変だった。
そうしたらシングル女性がズバリと言ったのだ。

「いつも一人でいて 誰とも口をきかないんでしょ。
自分のことをずっと喋る人ってそうなのよね。」

旦那さんが亡くなって7年。 コロナ閉じこもり生活も3年目。
なるほどそういうことなのかと私は妙に納得した。

ジムにだってたくさんいる。自分のことばかり延々と 話す年配の女性達。
一人暮らしで普段は誰とも話さないからなのか。

衣食住には何の不満もないけれど、コロナでさらに強まった閉塞状況と同じ日常の繰り返し。
じわじわと人間が縮んでいく様子を見た気がした。

私はどうなるかな。
夫の転勤が良い方に行くひとつのきっかけになるといいけど。