大学を卒業してサラリーマンになって以来、
夫と平日に旅行に行くのは長年の憧れだった。
夫の退職と再就職の間にそれをついに達成!
2022年3月13日より鹿児島2泊旅行
コロナであまりまくっているマイレージで鹿児島便を急きょゲット。
新緑が萌え始める前の鹿児島へ。
空港から温泉へはタクシー移動と思っていたけれど、(妙見温泉で3000円、霧島温泉で5000円くらい?)
うまくバスに乗れて、妙見温泉にはリーズナブルに行けた。
飛行時間は2時間程度だし、高原で気候は冷涼だし、
意外や鹿児島は伊豆の下田に行く感覚でひょいと行けるところだった。
一泊目の「忘れの里雅叙苑」は、旅館を継いで2代目という地元の名士の奥さんが切り盛りする老舗。
藁ぶき屋根の農家を再築した露天風呂付きのお部屋は申し分なくて、
なにより地元の食材を使った食事が素朴でおいしい!
受付棟の隣が囲炉裏でいつも大きな薪が燃えていて、
その煙の匂いが近くだった部屋まで漂ってくるのもよかった。
別棟の家族用露天風呂も、ラムネ泉の源泉のほうは
ぬるいのとやや熱いのと、行ったり来たりで楽しめた。
後から聞いたら飲用の許可は取っていないとのことだったけど、
このラムネ泉をガブガブ飲んでいたからか、
鹿児島ではお通じがすごく良くなった。
私の場合いつもいいけど、鹿児島ではトイレに行くたびになんかお腹がおそうじされているような感覚で気持ちいい。
従業員の人たちも、宿のあれこれを自信をもって説明してくれて、そんな会話も楽しかった。
2泊目の森の宿 ふたり静も、地元では新興の宿ながら、もうできて20年近くだそうで。
2000坪の敷地に点在する一軒家の作りで、コロナ前は外国人観光客で1年先まで予約でいっぱいだったという噂もうなずける。
雅叙苑の翌日だったので接客も食事も劣っているように感じたけど、
こちらだけで見れば高水準。
ぬるいお湯にしか入れない私には、庭園の丘の上にある露天風呂は熱すぎたけれど。
部屋露天も、目いっぱいぬるい設定にしていただいたけど、やっぱり熱くて、体温くらいの温度というわけにもいかず。
今後鹿児島に行くなら雅叙苑1か所でイイかも。
でも下田同様2泊はしないとゆっくりした気分になれないので、2泊目が悩みどころだなあ。
2022年3月21日より沖縄2泊+2泊
友人に送ったLineより
「私は今、夫の退職記念旅行で沖縄にいます。お祝いに会社から出た37万円(37年分)の旅行券を全部使ってのゼイタク旅行です。
今日は百名伽藍というホテルです。夕食はえりさん(注:私のお料理の先生)ならテーブルひっくり返すかな。
泡盛しこたま飲みました。
最後に「退職おめでとうございます」と描いたデザート出していただいて、笑いながらもしんみり。」
ハレクラニ沖縄
百名伽藍もそうだったけど、プロパティは素晴らしい。
スタンダードなお部屋でも50平米あって、目の前にビーチが迫り、波の音がちゃんと聞こえる(位置の部屋だった)。
お風呂とベッドには境目のガラスがなく、玄関からベランダにまっすぐ出る廊下は広くて、
クローゼットも余裕たっぷり。
さすがアメリカのホテルの老舗の沖縄支店。
ホテルの周りには居酒屋やコンビニもあって、
食事代を節約しようと思えば、そういうところに食べに行けばいい。
2泊目のランチは、近くのお店のテイクアウトのハンバーガーとサラダと
セブンイレブンで買ったパンやブリトーを、部屋のテラスで海を眺めながら食べて楽しかった。
2泊だから食事も工夫できたけど、3泊目となるとどこに行こうか悩むかな。
プロパティだけなら1カ月は住みたいくらいだったけど。
急に決まった夫の転職で思いもかけず時間ができて、鹿児島に沖縄とゼイタクな旅行をした。
もし再就職先が決まらなかったら、旅行なんていう気分になれなかったかもしれない。
もし再就職せずこれからはリタイアメント生活になると夫が決めたら、行こうと思わなかったホテルかもしれない。
夫のリタイアメント生活がほの見えた時に、
いったいどんな毎日になるのか、
旅行はどんなスタイルに変わるのか、
それはまったく見えないことに気づいた。
私としては、住んでいる東京の季節が悪い時(特に夏そして真冬の安い時)に、カラダが楽な場所に行くこと。
今まで一番高い時期にしか行けなかった旅行をオフシーズンの平日に安くお得に行くこと、
健康維持のためにも自炊しながら旅行したいこと、などなど夢想してきた。
それからもう一つ上げるとしたら、旅行友達が欲しいなあ。
いつも二人きりより、たまにはワイワイ夕食できるような。
夢を膨らませていたけれど、現実が見えた時カラダと気力がこの先ついてくるのか。
希望と不安が交錯したこの1カ月だった。
そして、3月に4軒の宿に泊まって私なりに出た結論は、「ひらまつが一番イイネ」ってことでした。
プロパティはもちろん、お食事がいい。ワインもいい。
そりゃあ従業員はどこも若い人ばっかりで私たちに話題を合わせろってのが無理だけど、
ひらまつの人たちはそれなりに教育されているし。
2022-03-31
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