2013-10-16

狭小キッチンの収納アイデアその13 石膏ボードを貼り込む前に、調味料棚スペースを確保!

うちは外張り断熱にしたので、柱と柱の間に空間ができる。これを全部石膏ボードで覆ってしまうのはもったいないと、キッチンの2か所を調味料用の棚スペースにしてもらった。壁厚を利用して、作りつけの棚を作ったのだ。
大した奥行きも出ないので、凹みを塗る左官さんはすごく大変そうだったけど、このニッチ収納棚があって、大助かりしている。


料理に使うスパイスや調味料はほとんどここに入る。この壁厚棚が無かったら、調味料は壁沿いや出窓にずらずら並ぶことになったんだろうなあ。そんな風にならなくてよかった!

コストも手間もかかるので、作ってもらったのは棚スペースだけだ。棚板は床材の残りを幅を合わせてカットして、その両端の下側に添え木をして突っ張りポールで支えている。
重い油の瓶は無理だけど、小さガラスびんに入ったハーブやコーヒー豆などはけっこう並べられる。

問題は、調味料を壁近くに置くと、壁が汚れやすいってことかな。壁が珪藻土なので、いったん汚れが付くとけっこう目立ってしまう。そういう時は、キッチンハイターをひと吹き。汚れが漂白されて取れるよ。

極小住宅の収納アイデア集
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2013-10-03

超狭小住宅の間取りと階段-壁を付けずに視覚の効果

こんなブログを作っていると、時々テレビ局から取材の打診がある。狭小住宅の特集番組で、我が家のような10坪も無いような家を、なるほどへーと紹介したいんだそうだ。

でもたいてい取材は成立しない。なぜなら我が家はテレビ受けするほど狭く見えないから。
本当にたった9坪なんですか?そんな風には見えませんねえと言われちゃうのだ。喜んでいいのか、がっかりすべきなのか。

実際以上に広く見えるのは、階段に壁を付けずに、視界が開けるようにしたからだと思う。
前の家と今の家を較べてみればよくわかる。前の家も同じ敷地に建っていたので、広さは同じだ。間取りも各フロアひと部屋ずつで、2階がリビングというのも変わらない。
 上が前の家の階段で、下が今の家の階段。前の家は階段の左右が壁になっていて、まるで塔の中のようだった。この壁のある無しが広さの印象に与える影響は大きい。

2Fのリビングはこうなる。
こちらが前の家の2Fのリビング↓ 右側の壁の後ろが階段だ。

こちらが今の家の2Fのリビング。
階段も段を1段増やして段差を少なくし、高齢化していく私たちが上り下りしやすくなっている。


広さの印象は、人を詰め込んでみるとよくわかる。