つまりね、猫の額のような外構の土スペースにうちで出る生ごみを埋めて、庭の草木の肥料にしていたんだけど、 収集車に出すごみの量が減ってすごく満足していたんだけど、虫が寄ってくるのはある程度あきらめられたけど、ネズミまで発見したらやっぱり耐えられなくて、生ごみ処理機を買ってキッチンの後ろのベランダに設置した。というわけです。
生ごみ処理機はアマゾンで4万8千円だった。区から2万円補助が出るけど、けっこうな出費。処理機にはこれから大いに働いて、安全な(虫やネズミから安全という意味ね)たい肥(の元)を作っていただこうじゃないの!
生ごみ処理機↓ 次のを買うころにはもっと安くていいのが出ていることを祈りまする。
せっかくだからここに至るまでの経緯を記録。
「生ゴミで地球を救いたいけど虫はイヤ:コンポスト逡巡記」
1.直接庭埋め期
生ごみを庭に埋めるようになったのは、4年前くらいからかな。それ以来、庭に所狭しと植えていた草木の勢いがすごくよくなった。
・ユズは取りきれないくらい実をつけるようになった。
・ノウセンカズラは1階の天井を超えて、3階の屋根まで届きそうに伸びた。
・琉球朝顔は常緑になって、家の外壁中にぐるぐるととぐろを巻くように這いまわった。(怖かった)。
・生ごみを埋めるために穴を掘ると、ミミズがいっぺんに数匹も現われるようになった。ゴミを消化していい土にしてくれるんだねーと、頼もしかったよ。
2.ダンボールコンポスト期
毎回2階のキッチンから1階に降りて生ごみを埋めるのは面倒だと 、2階のベランダで段ボールコンポストを始めたのは2年前の夏からだ。
「段ボールコンポスト」で検索すると、いろいろな方法がたくさん出てくる。その中から一番お手軽なのを真似して、ベランダに落ちる枯れ葉と一緒に投入する。毎週末にどっさり入れる生ごみが、平日のうちにみるみる消化されて減っていくのを見るのは面白かった。冬でも余った天ぷら油を入れたりすると、コンポストは喜んで、もうもうと湯気を立てるくらい発酵した。
天ぷらの油が余ると、Gが嬉しそうに「これ、うちのコにあげよう」なんて言ってた。
コって、ダンボールコンポストをわが子のように思っていたのか、単にコンポストのコだったのか…。
でもね、冬でも暖かいコンポストを喜ぶのは生ごみだけじゃなかった。
フタをかぶせたり冬場は段ボールごとビニール袋で覆ったりいろいろしたけれども、いつの間にか小バエがわくし、ミズアブというのの幼虫が這いまわったりする。真冬にコンポストのふたの上でじいっとしていたおっきなゴキブリに出くわした時にはたまげた。
真冬でも生きているのね、あんたたち。でもここをコタツ代わりにしないで。。
3.アパートの狭い外廊下でダンボールコンポスト期
去年は家の建て替えのために、狭い仮住まいアパートに住んだんだけど、そこで出る生ごみだって無駄にしたくはなかった。だって、新居の外構の土壌をなるべく早く豊かにするための貴重な栄養分となり得るんだから。
だからアパートでも段ボールコンポストをしたんだけれど…。前のうちで使っていたレースのカーテンで大きな袋を作って段ボールをすっぽりと覆い、これで虫は入らないと楽観していたのだけれど…。
最初は、レースのカーテン袋の口を畳んだだけで、その上にダンボールのふたをかぶせていたので、いつの間にかムシが入り込んでしまった。反省して、パジャマのゴムで袋の口をしっかりと閉めるようにしていた。これなら大丈夫だろうと思っていたんだけど…。
でもやっぱりダメだった。詳細は思い出すのが気持ち悪くて書けないんだけど、まあ想像してください。こちらなども文章は大変楽しく参考になります。
しかし、いったいどこから入るんだ?キミタチのアダムとイブは…。
4.ふたたび庭埋め期
そうこうしているうちに無事我が家も出来上がり、また庭に生ごみを埋め始めた。新しい土をなるべく早くリッチにするためには、じかに埋めるのが一番と思ったのですよ。そして今度の家では、1階が私の仕事場となったため、仕事の合い間にぼうっと庭を眺めたりできるようになった。
そうしたら、見てしまったのだ。
生ごみを埋めた跡にやってくるのは、ミズアブでもゴキブリでもなかった。なんとネズミ!!!
生ごみを埋めて土を盛った山に穴を開けてキャベツの芯など掘り出し、両手で持ってつぶらな瞳で一心不乱にかじっている。
うーむ。
5.そして出した結論は生ごみ処理機の購入
生ごみのたい肥化は、我が家のグリーンライフのためにもやめることはできない。だいたい、生ごみを取っておいてゴミとして回収車に出すなんていう臭くて面倒なことはもうできない。
というわけで、ついに生ごみ処理機を購入することになった。これなら処理した後の生ごみカスを肥料として使うことができるしね。
まだ使い始めて1週間なので、処理機がいいのか悪いのかはよくわからない。生ごみ処理機にだってゴキブリは来るんだと言っているウェブサイトも見たけれども、無防備すぎるダンボールコンポストよりはいくらかましだろうと思っている。
心配なのは、生ごみ処理機の耐用年数だ。いろいろなレビューを読んでいると、2-3年で壊れてしまうことが多いようだ。前の購入から1年以上たてば、区にまた補助が申請できるようだけど、実際にはどうなのかな。コンポストの話し、まだまだ続くんだろうねえ。
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2011-08-10
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