2010-03-31

ルーフバルコニーは諦めたけれど


夫はキッチン、私は園芸と守備範囲は決まっている。園芸といったって、家の周りをぼうぼうのツタ植物で覆っているだけだけど、夏は日差しをさえぎってくれてけっこう快適だった。

←夏はベランダと窓をすっぽり覆った琉球朝顔とノウセンカズラ

新しい家でも家の周りでいろいろ植物を育てたい。コンセプトももう決まっている。「食べられるものを植えよう」ってこと。琉球朝顔は、1-2年で3階まで届いたときには嬉しかったけれど、その後は家中の壁も屋根も這い回るあまりの勢いにちょっと怖くなった。触ると私はちくちくして痒くなるのも嫌だった。

そんなこんなはうちに来ればよく分かる。外壁を覆うツタだけでなく、家の中でも西側のルーバー窓にはゴーヤが這っている。西向きのトイレの窓のゴーヤーは、トイレに入るのをためらわせる、むわっとする夏の日差しをさえぎってくれる。ゴーヤの花はとてもいい香りがして、朝のトイレにふわりと香る。トイレに育ったということさえ気にしなければ、成った実を食べることだってできるよ。

だから、Y建築士は設計プランにルーフバルコニーを入れてくれたんだと思う。窓枠や1畳もないような小さな庭にちまちまと植物を植えるより、建坪9坪全部を屋上庭園として確保できたら、どんなにたくさんの植物を植えられるだろうか。ぶどう棚を作ってその下で冷やしたスパークリングワインを飲んだりもできるかもしれない!

でも結局、屋上庭園は作らないことにした。だって敷地が狭すぎて屋上に上がる階段が確保できないのだから。Y建築士は、はしごで十分。ガードつきの安全なはしごもあるからと言ってくれたけど、いろいろ荷物を抱えて、はしごを上がることはできないでしょう? 荷物は園芸用品というよりは、ワインの瓶やグラスやつまみが載ったお盆が多いだろう…と想像されるし、はしごを上がることはできたとしても、酔っ払ってそのはしごを降りることを考えるとぞっとするではないか。
園芸好きと言っても、私のはかなりなんちゃってなところもある。屋上に畑ができたからといって、寒いからとか暑いからとかなんだかんだと理由を付けて、上がらないんじゃないかとも思われた。

新しい家では壁面と道路側の外構の緑化に注力しようと思う。食べられるものをせっせと植えるのだ!

参考:緑化補助申請 外構の植栽

屋上庭園の特集をテレビで見て、屋上をバラ園にしている板橋のおうちとか、農業試験場を退職したあとスイカ作っている80歳超えた男性とか、いいなーとあこがれたんだけどねえ。その番組に出てきたのが、大江戸野菜研究会。入会したいなー。

【そのほかの園芸用品覚え書き】
ソーラー潅水機:あちこちに置いてある鉢に水やりするのは、夏は結構大変だ。旅行の一番の心配事はこれだったりする。だから、夏の日差しが強いときだけ動いて自動で水を巻いてくれるソーラー給水機があったらいいのにといつも思っている。外国製を見つけて日本で輸入代理しようかな、なんて探してたら日本にあった。http://www.northpower.co.jp/package/pvp_set.htm
 ソーラーならエコだしいいよね。



今はパナソニックの電池式のを使っている。単1を4本も使うのだ。植物が枯れちゃったら大ショックだし、背に腹は変えられないんだけどね。


2010-03-21

日本一安いキッチンは???

IKEYAだタカラだと安いシステムキッチンを探してうろうろしている私たちを見かねてか、Y設計士がサンワ・カンパニーというところがあると紹介してくれた。私たちがほしいサイズなら、食器洗い機付きで207,000円だという!(送料、設置費別)
一緒に打ち合わせをしていた工務店のM社長は渋い顔。TOTOとかのメーカーなら完全施工で設置してくれるけれども、そういうところは施工会社を持たないので何か起こったときに面倒だという。
一度ニトリのシステムキッチンを施主支給で設置したけれども、「届いた箱を持ったら、箱ごとぐにゃっと曲がるような品質だった」という。(笑った)

でもいいのだ!安ければ!!

なのでさっそく有明のショールームにシステムキッチンを見に行った。ほかの大メーカーのように担当がついて回ってくれるわけでもなく、お姉さんが二人だけ受付カウンターにいて(というか、次々来る客の質問に答えるのに走り回っていて)大忙し。でもまあ設置や品質の質問にも答えてくれるし、そのシステムキッチンはまあまあ頑丈そうだし、評判は悪くない。M社長もショールームまで見に行ってくれて、品質は問題ないでしょうとのことだった。なによりカウンターがステンレスで超シンプルな仕様でワタシ好みだ。いいんじゃないの?サンワって!
問題はやっぱりサンワも施工会社を持たない点で、工務店にサンワから購入してもらい、設置まで任せなくてはいけない。


この「プレーン・K・ミディアム」とセットで展示されていたレンジフードは、2万3千円と魅力的なお値段。こっちもいいんじゃなーいと喜んでいたら、G(夫)は掃除がしやすいTOTOの「スーパークリーンフード」じゃなくちゃいやだという。(=フィルターが無くてオイルパックに汚れがたまるタイプ)。 換気扇の掃除なんてしないくせに、何で安いことにそんなに抵抗するのかしら。ヘンなの。
サンワ・カンパニー

この家のキッチンがどう完成したかは、こちらをどうぞ!
大工さんが作った日本一使いやすいキッチン


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2010-03-10

緑化補助申請 外構の植栽

私たちが住んでいる区では、屋上緑化や壁面緑化、生垣に補助が出る。もともと西日で炎上しそうだった無断熱の元の家をツル植物で覆い、緑のカーテンを無補助で実践していたので、その効果と気持ちよさは良くわかっている。補助までいただけるなら、断熱バッチリ仕様で作る新しい家も、緑化しようじゃないの!と張り切っていまする。
東側と西側には3階まで届くツル用のワイヤーを壁面に取り付ける設計にしているんだけど、さてそこに何を這わせようかと考えるのが、目下の楽しみだ。

今までの経験で言うと、緑のカーテンとしては琉球朝顔が一番強力だ。ひと夏で3階まで届いて、茂るわ茂るわ、そして冬でも常緑だ。でも余りに勢いが良くて気持ちが悪いくらいなのと、今度の植栽は「食べられるもの」中心にしようと考えているので、琉球朝顔は引退していただこうと思っている。(誰かもらってくれませんか? 根元は直径6cmくらいに立派に育ってます) 
 

琉球朝顔(ノアサガオ)楽天での取扱店はこちら


新居の壁面にはわせる植物の候補として考えていたのが丘わかめだ。 南方原産って所が、また琉球朝顔みたいに手に追えなくなっちゃうんじゃないかとか、収穫した葉は体を冷やす夏野菜タイプなんだろうなあってところがちょっと気になるけど、まあ育てて(食べて)みなくっちゃわからないしね。
Photo_2もう一つおもしろそうな植物を今日の新聞記事からみつけた。パワーリーフというツルムラサキ科の多年草だ。トマトのコンパニオンプランツとしてもいいそうで、興味シンシンです。

某ブログさんから拝借したパワーリーフの写真。おいしいのかな?ワクワク。

2010-03-09

工務店決定!のはずが…

週末に見積もりの安い方からMとUを訪問。結論から言えば、Y建築士が強烈に薦めていたM工務店にあっさり決まってしまった!
ミーティングでは、コストダウンにどれくらいご協力いただけるのか、そのアイデアを貰えるのか色々尋ねた。私たちとしては、
・できるところ、例えば天井や壁の塗りとか左官工事は自分たちでやり、手間賃のコストをカットしたい。(そして使う材料を良い物にしたい)
・システムキッチンや建具などの施主支給にご協力いただきたい。
・他にコストダウンの方法を提案していただけませんか?
といったことを尋ねて反応を見たかったんだけど、もうぜんぜん違いましたね。
Uさんはそういう話をする施主は居るけれども、結局私たちがやることになるんですよと、どうせできないでしょモード。Mさんはニコニコと嬉しそうに、そういう物件いっぱい扱っていますよ。うちは設計士の先生の自宅の施工とか多いですからね、と言う。

Mさんは登場からして違った。小雨振る中オフィスに向かう私たちを、道の向こうからニコニコ笑いながら小走りで走ってきて出迎えてくれた。U工務店はオフィスの玄関を入るといかにも土建屋さんという感じのこわもての社長以下、数人がざっと立ち上がって最敬礼だったけど、目つきは鋭かった。第一印象がいかに大切かはこの本(訳者は私)でも詳しいので参考に読んでみてね!


ああ、M工務店に決めてよかった。Uと比較できてなおさら良さがわかった!と満足していたのに、メインバンクのMS銀行の反応は違った。大手ハウスメーカーならともかく、個人経営の工務店が施工する物件には、竣工引渡し以降しか融資ができないと言うのだ。建売を買うならともかく注文建築では、工務店との契約時からかなりまとまった額が必要になる。建築の途中でお金を借りる必要があるのだ。
冷たくMS銀行に突き放された翌日、玄関のチャイムが鳴る。寒い中コートも着ずに訪問営業をしているJ信金の人たちだった。いつもなら「仕事中なんです!」邪険に追い返すところなんだけど、住宅ローンを断られた経緯を話すと、J信金では問題なく融資できるとおっしゃるではないの! お互いにビックリの訪問セールスだったけど、話はとんとん拍子に進んで、もったいぶってるMS銀行ではなくJ信金からMS銀行よりだいぶ安い金利で借りられることになりそうだ。なーんだ